2009年2月15日日曜日

管制方式基準改訂

昨年、新千歳空港において発生した航空重大インシデント(離陸許可がないまま離陸滑走を開始し、管制官からの停止指示により離陸を中止した)の調査報告書において、管制官が交通情報の中で使用した「Take-off」という言葉がパイロットに離陸許可と誤認されたことが原因の一つであるとされました。

このため「Take-off」の単語は「離陸許可」又は「離陸許可の取消し」以外では使用しないこととが管制方式基準に追記されました。

パイロットもこの意図を尊重し、「Cleared for take-off」と「Cancel take-off clearance」以外では「Take-off」の単語を使わないよう(例えば「Ready for take-off」とは言わず「Ready for departure」と言う等)注意が必要でしょう。